英語多読の始め方 — レベル選びで9割決まる
多読が続かない最大の原因は素材の難易度です。適切なレベルの見つけ方、辞書を引く頻度、1日の分量を具体的に説明します。
多読が続かない理由はほぼ1つ、選んだ本が難しすぎることです。やる気でも時間でもありません。
ちょうどいい難易度は数字で決まる
読解研究では、辞書なしで快適に読める水準はおおよそ既知語98%、文脈から推測しながら学べる水準は90〜98%とされています。90%を下回ると、読解ではなく解読になります。
98%というのは、50語に1語だけ知らない語がある状態です。想像よりずっと簡単なはずです。多くの人はここを2〜3段階見誤っています。
簡単な自己診断
1ページを読んで、知らない語を数えてください。
- 0〜2語 — 快適に読めます。多読の素材として最適です。
- 3〜5語 — 少し背伸び。学習効率はここが最も高い範囲です。
- 6語以上 — 難しすぎます。1段階下げてください。
「簡単すぎるのでは」と感じるくらいがちょうどいい、というのが多読の直感に反するところです。
辞書は引くべきか
従来の多読指導では「辞書を引かない」と教えられます。紙の本では引く動作が読書を中断させるからです。ただし前提が変わっていて、タップで1秒で出るなら中断のコストはほぼありません。
現実的な折衷案はこうです。
- 話の筋がわかる語は飛ばす。 いちいち止まらない。
- 同じ語が3回出てきたら引く。 繰り返す語は、その文章を理解する鍵です。
- 引いた語のうち、保存するのは1日5〜7語まで。 それ以上は翌日の復習が回りません。
何を読むか
Graded Readers(学習者向けに語彙を制限した本)は最も確実です。ただし内容が退屈だと続かないので、興味のある分野の実素材も混ぜてください。ニュースサイトの短い記事、興味のある製品のレビュー、YouTubeの字幕なども立派な多読素材です。
興味 > 難易度 ではありません。興味があっても難しすぎれば続きません。興味があって、かつ簡単なものを探してください。
1日の分量
最初は1日10分で十分です。多読は量が物を言いますが、その量は「毎日続いた日数 × 短い時間」で作るのが現実的です。週末に2時間読んで平日ゼロ、という形はほぼ続きません。
InputDojo では読み込んだ文章に対して、自分がすでに知っている語の割合が表示されます。上の98%/90%の基準をそのまま当てはめられるので、「この記事は自分に合っているか」を感覚ではなく数字で判断できます。
よくある質問
多読は1日どれくらい読めばいいですか?
最初は1日10分で十分です。週末にまとめて読むより、短くても毎日続けるほうが結果的に総量が増えます。
多読中に辞書を引いてもいいですか?
タップで即座に出るなら引いて構いません。目安は、同じ語が3回出てきたら引く、保存するのは1日5〜7語まで、です。
自分に合ったレベルはどう判断しますか?
1ページで知らない語が0〜2語なら快適、3〜5語なら学習効率が最も高い範囲、6語以上なら難しすぎます。既知語98%が快適に読める目安です。
読み方を読むより、読み始めるほうが早い
InputDojo は記事・YouTube・PDF をそのまま教材に変えます。わからない単語はタップで即座に意味が出て、調べた単語は文脈ごと復習カードになります。
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