レッスンプラン・テンプレート

無料で使える語学クラス向けレッスンプラン(JLPT・HSK・CEFR対応)

良い語学レッスンは常に3つのことを両立させます——(1) 現実的なコミュニカティブな目標を軸にすること、(2) 十分な理解可能インプットを提供すること、(3) 教師がその場で評価できるアウトプットで締めくくること。以下のテンプレートはこの3部構成を土台に、日本語なら JLPT、中国語なら HSK、それ以外は CEFR というレベル体系に合わせて調整しています。そのまま使っても、自分のドキュメントにコピーして改変してもかまいません。

要点

  • ·各レッスンは文法項目ではなく、1つの「~ができる」目標から始める
  • ·明示的な文法説明の前に、必ずインプットを置く
  • ·アウトプットは同じ授業内で計測可能な形にする(口頭2文でもよい)
  • ·宿題は本物のコンテンツを渡す。もう1枚のプリントではない

汎用の3部構成フレーム

InputDojoのテンプレートはすべて同じ骨組みを共有します。レベルごとに中身を差し替え、構造は変えません。

  • ウォームアップ(5分):前回の語彙を思い出させる目標言語での1問。全体でコーラス→ペアシェア。
  • インプットブロック(15〜25分):レベルに合った本物のテキスト・音声・動画。文法説明の前に、文脈の中で目標形式に出会わせる。
  • フォーム焦点化(5〜10分):インプットから抜き出した気づきタスク。単独ドリルはしない。
  • アウトプットブロック(10〜15分):耳や目で確認できる産出——ペア対話、3文要約、音声メッセージなど。
  • 宿題の手渡し(2分):InputDojo上の本物コンテンツ(記事・YouTube・ポッドキャスト)を割り当て、話題を継続させる。

JLPT準拠テンプレート(N5→N1)

日本語 JLPT 対策クラスでは、各セクションをレベル別に調整します。

  • N5:「自己紹介と名前を尋ねる」など。インプット:多読教材 100–200 字。フォーカス:は/が/を のいずれか1つ。アウトプット:4行の自己紹介対話。
  • N4:「週末の予定を説明する」。インプット:NHK Easy の1分ニュース。フォーカス:て形の連続。アウトプット:週末計画 5文を口頭で。
  • N3:「身近な話題に自分の意見を言う」。インプット:500字前後のブログ記事。フォーカス:〜と思う/〜と言う。アウトプット:3分ペア討論。
  • N2:「ニュース記事を日本語で要約する」。インプット:NHK News Web Easy。フォーカス:受身と使役の使い分け。アウトプット:100字要約。
  • N1:「オピニオン記事の論旨について議論する」。インプット:全文の社説。フォーカス:ニュアンス助詞(からこそ・にしても)。アウトプット:賛否の型を使った3分スピーチ。

HSK準拠テンプレート(1→6)

中国語 HSK クラス用:

  • HSK 1–2:頻出150語コアに集中。インプット:会話スクリプト。アウトプット:挨拶・日常疑問。
  • HSK 3–4:「行ったことのある場所を描写する」。インプット:短い旅行ブログ。フォーカス:了 vs 过。アウトプット:ペアで6文の描写。
  • HSK 5:「文化的な習慣を説明する」。インプット:500字の文化記事。フォーカス:把構文と結果補語。アウトプット:150字の書き言葉説明。
  • HSK 6:「時事問題について2つの視点を比較する」。インプット:社説。フォーカス:書面語の接続詞(然而・尽管)。アウトプット:300字の意見文。

CEFR準拠テンプレート(A1→C2)

英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・韓国語その他 CEFR 準拠言語に共通:

  • A1:具体的な個人情報。インプット:短い対話。アウトプット:3〜4文の自己紹介。
  • A2:日常的な話題。インプット:簡単な記事や A2 ニュース。アウトプット:ペアロールプレイ。
  • B1:仕事・学校・余暇の話題。インプット:オピニオンブログ。アウトプット:1分の意見スピーチ。
  • B2:立場を持つ抽象的な話題。インプット:新聞記事やポッドキャスト。アウトプット:3分の構造化ディスカッション。
  • C1:複雑な話題への含みのある議論。インプット:長編ジャーナリズムや学術抜粋。アウトプット:200語の意見エッセイ。
  • C2:ネイティブ並みの精度。インプット:文学作品・専門文献。アウトプット:分析エッセイやディベート応答。

テンプレートを10分で埋めるコツ

多くの教師にとって本当のボトルネックはプランではなく、適切なテキストや動画を探すことです。InputDojoはこの部分を自動化します。

  • クラスの「〜できる」目標を1つ決める。
  • YouTube・ニュース・ポッドキャストから話題に合うURLを1つ選び、InputDojo に貼り付ける。
  • InputDojoがレベル推定、語彙リスト、そして JLPT/HSK では各語のマッピングまで返します。
  • その語彙をテンプレートの「フォーム焦点化」欄にコピーして完成。

同じコンテンツをそのまま宿題としてクラスに割り当てられ、次回までに誰が完了したかも一目で確認できます。

教師からよくある質問

テンプレートを編集してもよいですか?

はい。校内でのコピー・編集・再配布は自由です。クレジット表記は任意です。

オンライン授業でも使えますか?

使えます。インプット・アウトプットブロックは Zoom や Google Meet でも同じ流れで動き、宿題は InputDojo のリンクをチャットに貼るだけで済みます。

1レッスンの所要時間は?

45〜60分が標準。ウォームアップを削り30分に短縮、または2回目のアウトプットを追加して90分に拡張することも可能です。

その他のリソース

実際の授業でそのまま使う

InputDojoはこれらのリソースを教師専用のワークスペースへと変えます。実教材を課題として配信し、進捗を可視化し、同じルーブリックで採点できます。